タイ・バンコクで外国人として働く

外国人として海外で働く
慣れ親しんだ日本で働くよりも、海外で働く方が刺激的ですが、苦労が多いのも確かです。タイで4年半ほど働いてますので、海外・タイで外国人として働くことについて考えてみました。

日本人に人気のタイ

タイは日本人が多く住む国です。外務省の調査によると海外の在留邦人数は、1位 米国41.2万人、2位 中国13.5万人、3位 オーストラリア8.1万人、4位 イギリス6.7万人、5位 カナダ6.2万人です。タイは6番目に多い5.9万人の日本人が生活しています。在留届を出してない日本人の数も合計すると10~12万人くらいが滞在しているようです。

海外在留邦人数調査統計 2013年10月
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000049149.pdf

また日本人の旅行先としても人気のエリアで、1位 米国 5.2万人、2位 中国2.8万人、3位 韓国2.7万人についで、年間1.5万人がタイを訪れています。

JNTO 出国日本人数の動向
http://www.jnto.go.jp/jpn/reference/tourism_data/pdf/marketingdata_overseas_traveler141002.pdf

タイが人気の理由

タイが日本人に人気なのは、物価が安い、年中暖かい、治安がそれなりに良い、マッサージ・エステが手ごろ、ご飯がおいしい、いいビーチがある、ゴルフ・夜遊びが楽しいなどの理由があげられます。

これは年令・性別を問わずに、幅広い層の人たちに対して、わりと普遍的な価値を提供できる多様性がタイにはあるということだとおもいます。

仏教国であること、周辺国よりも近代化が進んでいること、歴史的に親日の国でもあることなどが、日本人にとってのタイの良いイメージになっています。

外国人として働くということ

日本にいると普通に生活して働くこともできますが、海外だと事情が違います。旅行者には微笑んでも、働く・住むとなると、事情がガラッと変わります。海外で働くということは、言葉や文化的などの問題だけではない問題に直面します。

どこの国でも失業率は国が安定するための大切な要因なので「旅行はウェルカムだけど、住んで働かれるのはちょっと、、」というのが本音です。タイの場合だと、労働許可証・ワークパーミットがないと働くことができません。

BOI などの投資推奨の資格がある会社を除いて、労働許可証は資本金200万バーツ・タイ人スタッフ4名につき、外国人1人しか許可されないので、どの会社でも日本人を採用するのは慎重になります。最近は、ワークパーミットの取得に必要なビジネスビザの発給が厳しくなったり、観光ビザで長期滞在する人を取り締まるルールが厳密になるなど、タイで働く・住むためのハードルが上がっています。

また、能力の有無にかかわらず、外国人の給料は50,000B以上と決められています。バンコクで働く大卒の平均給与が15,000B~18,000Bくらいなので、タイ人の倍以上の価値を求められるのが一般的です。

ちなみにタイ人と結婚している外国人は結婚ビザを取得できるためハードルが下がります。また、ミャンマー人・カンボジア人などはバイクォータ(外国人雇用許可証)、労働許可証(バイアヌヤートタムガーン)などの一般とは異なる条件の許可証が発行されます。

ステップアップとしての海外

外国人として海外で働くということは、日本で働くよりも高いスキルが求められることが多いです。海外、特にタイで働きたい人のなかには「日本よりも楽ができそう」「日本で仕事を探すのは難しいから」という人もいますが、実際には語学のスキルだけではなく、即戦力としての経験と柔軟な対応能力を期待されます。

採用する側としては、ワークパーミットを支給して働いてもらう限りは、日本で継続的に仕事をしてきた実績があり、新しいことにチャレンジする意欲がある人じゃないと採用に躊躇します。「タイだから大丈夫だろう」という感覚だと、やりがいのある仕事を見つけることは難しいかもしれません。

日本でしっかりと任された仕事をこなして、自分の仕事にある程度の自信が持てるようになったら、ステップアップの一環として、海外で働くことに挑戦してみるのがよいとおもいます。