バンコクの中心部で起きた爆破テロについて

8月17日18時55分に発生したバンコク中心街のラチャプラソン交差点の爆破テロでは現場に居合わせました。

エラワン廟

前方で黒い噴煙

嫁と買い物に行こうと歩いていた時に、前方で大きな黒い噴煙が上がっているのが見えました。近くのタイ人が「エラワンで爆発だ!」と叫んでいたので、現場に隣接しているエラワンハイアットホテルに避難しました。

普段はみることがないホテルの外国人SP がホテルの入り口をがっちりと固め、「まだ爆弾があるので中にいろ!」と外に出ようとする人を強く静止していました。

ハイアットホテル内

ハイアットホテルには続々とけが人も運び込まれ、全身血まみれの人や、足に大きな怪我を負った中国人の方などもいました。かなりの爆風だったようで、両手で耳を押さえている人が何人もいました。

その場にいるのが居た堪れなくなり、20分ほどで地下駐車場に下りてから地上に上がってホテルを出ました。ホテルを出て驚いたのは、警察による現場の封鎖などが行われていなかったことです。軍隊なども一切出動しておらず、そのまま徒歩で家に戻りました。

その後の対応

家に帰ってテレビをつけると、20時頃から爆破テロのニュースが放送されていて、タイ政府・警察の高官が「全力で事態の収拾をおこない、犯人を逮捕する」と宣言していました。

翌日の出勤時に高架鉄道 BTS の改札を通る際、警備が通常どおりで手荷物検査もないのに驚きました。街中にも、警察・軍隊が出動しておらず、普段と変わらない様相でした。

犯人が捕まっておらず、警備も期待できないので、しばらくはBTS を使わないで、歩いて会社を往復するようにしました。

通勤路と犯人が逃走に利用したルートが同じなので、色々とおもうところがあり、日を追うごとに事態の大きさを実感する日々です。

タイという国の威信にかけて、犯人逮捕に全力を尽くすのは当たり前だとおもっていたのですが、暫定政府と警察はバンコクが安全であることをアピールする方向に持っていこうとしており、改めてタイという国のあり方について考えさせられました。

事件から2週間になろうとしていますが、犯人は逮捕されておらず、事態の解明も進んでいないです。

生まれてはじめて自分の目でみた被害者の方や、大きな怪我を負った人のためにも、なりふり構わずに犯人逮捕と再発防止に向けて、死力を尽くして欲しいなとおもいます。